初詣やお祭りにくと引きたくなるおみくじ。
大吉が出ると記念にずっと持ってるままで捨てるタイミングがなく溜まったり、凶が出ると「うげっ」と気分が落ち込んだり、イラっとして捨ててしまったこともあると思います。
今回はおみくじの捨て方や、捨てるとバチが当たるのかについて紹介します。
おみくじの捨て方
「おみくじ」は単に吉凶判断を目的として引くのではなく、その内容を今後の生活指針としていくことが何より大切なことといえます。また神社境内の木の枝に結んで帰る習わしもありますが、持ち帰っても問題はなく、引いた「おみくじ」を充分に読み返し、自分自身の行動に照らし合わせてみたいものです。
引用元:https://www.jinjahoncho.or.jp/
祭事の際に使用するものは主に神の力が込められているもので、おみくじも神の力が込められている神聖なものになるのです。
そんなおみくじをゴミ箱に適当にす捨ててしまうのは気が引けますし、何だか罰当たりな気がしますよね。
「おみくじが溜まっていて処分したい!」という方の為に、自宅での処分の仕方や神社での処分の仕方を説明していきます。
自宅では塩を使ってゴミ箱へ
まずは神社に行かずに自宅で処分を行う方法です。
準備物は以下の通りになります。
- 半紙または和紙
- 塩
続いて手順ですが、準備した半紙や和紙の上に塩を入れ、その上におもくじを置いて半紙、和紙で包んで処分をします。
神の力が込められたものなので、しっかりと塩で清めてから処分します。
半紙や和紙がない場合は白い紙やビニール袋でもいいですが、必ず塩を一緒に入れておみくじを清めるようにしましょう。
神社での処分の方法
神社での処分方法ですが、神社によって様々な処分方法があります。
神社での主な処分方法は以下のものがあります。
どんど焼き
神社やお寺などで「どんど焼き」という行事が行われます。
使われなくなった道具や物を感謝の気持ちを込めて燃やすことを「お焚き上げ」と言いますが、お正月に行われるお焚き上げを「どんど焼き」と言います。
私が住んでいた地域では小学生の冬休みが終わると始業式の後にどんど焼きが行われ、各家々から持ってきたしめ縄や冬休みの宿題で書いてきた書き初めを燃やしお焚き上げていました。
神社やお寺によっていつ行うのか、何を燃やしていいのかも異なってくるので事前に調べてからおみくじを持っていく事をおすすめします。
ここで1つ注意なのですが、おみくじはそのまま処分するのではなく、何かに包んで処分しましょう。半紙や和紙、封筒などに包入れ処分する様にしましょう。
初詣へ行った社で処分してもらう
初詣に行く方は多いと思うので、もしおみくじを処分したいのならこの方法がベターになります。
この方法のメリットは初詣に行った際に古いおみくじを奉納し、新しいおみくじを引く事でおみくじが手元に溜まりにくくなるという事です。
お寺や神社にはお守りや破魔矢、熊手などを返納する為の古札入れや返納箱が設置されているのでそこへ入れて返納をしましょう。
この時もどんど焼き同様に半紙や和紙に包んでから返納をしましょう。
おみくじを引いた神社で処分してもらう
でおみくじを引いた神社、お寺に行き納める方法です。
願いが叶った事に感謝し、結果を報告するために神社にお参りする事を「お礼参り」と言います。
古いおみくじは境内の気に結びつけるか古札入れに入れましょう。
木に結びつける際の注意点ですが、木を傷めないように結ぶ場所が決まっている神社やお寺があるので事前に確認をし、ルールに従いましょう。
古札入れにおみくじを返納する場合は上記と同じ様にしっかりと半紙などで包んでから奉納しましょう。
また、古札入れや結びつける木がない所もあるので、その場合は事務所へ行き聞きましょう。
事務所の方が受け取って奉納してくれる場合があるので恥ずかしがらずに尋ねましょう。
郵送で返納をする
旅先などでおみくじを引いた場合引いた神社に直接行って返納は難しいですよね。
初詣の際に返納でもいいのですが、引いた神社やお寺に返納をしたい場合は郵送で返納をする事が出来ます。
返納の際の注意点なのですが、返納を受け付けていない場所もあるので受付可の場合は郵送、受け付けが不可の場合は初詣の際に古札箱へ返納しましょう。
また、おみくじを返納の場所でお焚き上げをする際も、無料の場所と有料の場所があるので、受け付けの有無を確認する際に一緒に調べておきましょう。
おみくじを郵送する時は「いただいたおみくじを返納させていただきたく、郵送を致しました。よろしくお願い致します」と一言文面を添えておくと丁寧で良いと思います。
おみくじを捨てるとバチが当たる?
バチが当たるという事はありませんが、お清めをしてから処分することをおススメします。
おみくじは神様の力が込められたものなので、しっかりと清めてあげる事が必要です。
大切な事は気持ちを込めて返納する事なのでこれを大切にしてくださいね。
引いた神社とは別の神社で処分しても大丈夫?
別の神社で処分してもかまいませんが、その処分する神社がOKとしているか確認しましょう。
また、おみくじを引いた神社が遠い場合は「同じ神様を祀る神社へ奉納する」方法もあります。
場所が違っていても、大元の神様が同じなので問題がないからです。
ずっと持っておくのは大丈夫?
おみくじをずっと持っておく事は問題ありません。
おみくじやお守りの有効期限は大体1年とされていますが、1年が過ぎても神棚に飾ったり、綺麗にたたんで財布に入れたりと神様の失礼のない様にだけはしましょう。
おみくじの捨て方まとめ
おみくじは神事なので、処分のときもなるべく丁寧に捨てたいですね。
出来れば買った神社で処分したいですが、別の神社でも大丈夫ですし、お家でも処分してOKです。
おみくじは神様の力が込められた神聖なものです。
しかし、おみくじで1年が決まるわけではなく、最終的に決断し動くのはアナタです。
処分する時もしっかりと感謝の気持ちを込めて奉納しましょうね。