盛り塩に水が溜まる、黒くなる、変色する理由は?溶ける、崩れる意味は?

盛り塩は、厄除けや魔除けのために行うものです。

そんな盛り塩に水が溜まって溶けていると心配になりますが、塩の性質の問題なので気にしなくて大丈夫です。

しかし、塩の状態によってはすぐに交換をしたほうがいい場合もあります

それでは、詳しくご説明していきますね。

 

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盛り塩に水が溜まる、ドロドロに溶ける理由

 

盛り塩に水が溜まったりドロドロに溶ける理由は、「潮解」という自然現象なので安心してください。

潮解とは、湿度が80%以上ある時に空気の水分を集めて水溶液になるという現象です。

噛み砕いて言うと、固体である塩が湿気を吸って、溶解した結果としてドロドロになってしまうのです。

 

盛り塩に水が溜まり、ドロドロになるのは、「霊がいる」や「悪い気を吸ってくれた」という説も聞きます。

しかし、大多数がこの潮解という化学反応によるものだと思われるので、過度に心配しないでいいと言えそうですね。

 

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盛り塩が変色する理由

盛り塩が黒や茶色に変色したからといって心配することはありません。

塩は、周りの環境のせいで変色することがあるんです。

 

  • ほこりが吸着した
  • 盛り塩が古くなった

 

考えられる2つの理由について詳しくご説明します。

 

ほこりが吸着した

単純に塩に空気中のほこりが吸着して黒くなることがあります。

何らかの原因によって、鉄分が付着した場合にも酸化して黒くなる場合があるんです。

不吉な予兆ではないので安心してくださいね

ただし、盛り塩を置く所は普段からキレイにすることが大事です。

ほこりなどで汚れている場合にはすぐに掃除をしてくださいね。

 

盛り塩が古くなった

盛り塩が痛み始めると茶色や黒に変色する可能性があります

塩は水分がないので、腐ることはありません。

しかし、湿気を含みやすいので湿度の高い所に置いていると劣化して変色してしまうのです。

特に梅雨の時期は変色しやすいので、塩の状態をこまめにチェックすることをおすすめします。

 

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盛り塩が崩れる意味

盛り塩が崩れると縁起が悪いと感じてしまいますが、そんなことはないので安心してください。

 

崩れてしまった盛り塩は、邪気がはらわれた証拠だと言われています。

そのため、もうそこには邪気はないので安心してください。

 

ただし、そのまま放置するのはよくありません。

なぜなら、キレイな状態でないまま放っておくと、効果が小さくなり良い運気が入ってこなくなるからです。

すぐに新しいものを置くようにしてくださいね

 

間違っても崩れたものの形を作り直したり、そのまま放置したりすることはやめましょう。

邪気が残ったままとなり、再び悪い気を呼び寄せる恐れがあります。

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トイレに置くのは逆効果か?

トイレに置くと逆効果となる場合もあるので注意が必要です。

 

トイレは家の全方位が「凶」となり、良くない気が溜まる場所と言われています。

トイレの4隅に盛り塩をすれば悪い運気を閉じ込めることになり、逆効果となってしまうのです。

 

その一方で、健康面によいとされる一面もあります

置く場合は、棚やタンクの上などに置くと安定していいですね。

 

トイレへの盛り塩は「良くない気を吸い込んでくれるから置いていい!」という意見と「置かない方がよい」という意見で分かれています

トイレの邪気があまりに大きすぎることから、盛り塩では浄化しきれないというのが、否定側の意見です。

それだけでなく、負のエネルギーが集まりやすくなるため、NGだと考えられているんです。

 

どちらがいいのか判断することは難しいようです。

ただ一つ言えるのは、トイレは邪気が集まりやすいので、いつでもピカピカに掃除しておくことが大切だということです。

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盛り塩の意味

盛り塩は良い運気を保つため、厄除けと魔除けの意味で置きます

悪い気を寄せ付けず、いい気を招き入れるという意味をこめて行うんですね。

 

古来から行われている方法で、日本人の生活に根付いているといえます。

昔は争いや病でたくさんの人が亡くなる時代でした。

不幸ごとが続くことのないよう、塩で災いを遠ざけようとしたんですね。

穢れを取り除く効果があると言われていた海水が由来となり、盛り塩の習慣ができたのです。

 

また、中国では客の足を止める縁起物として扱われていました。

それが日本でも定着し、店先で盛り塩をするのは商売繁盛を祈願しているのです。

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盛り塩に水が溜まる、黒くなる、変色する理由まとめ

盛り塩は、家の中の悪い運気を取り除き、良い運気を呼び込むために行います。

そんな盛り塩に水が溜まっていると不安になりますよね。

だけど、それは塩が持つ「潮解性」という性質のせいなので、運気とは何ら関係ありませんので安心してください

 

盛り塩が変色する理由としては、ほこりが付着したり、痛み始めたりしたからです。

そんな時は、キレイな所に置くことが理想なので、すぐに掃除をして新しいものと交換してくださいね。

それは盛り塩が崩れている時も同じです。

そのまま放置していると邪気が残る恐れがありますよ。

 

トイレに置くのが逆効果かそうでないかは、はっきりと言えないところがあります。

どちらにしろ、置く所は常に清潔な状態を保つことを意識したほうがいいですね。

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